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電気の身体への影響(電気毛布・電気敷き毛布など)

寒い冬や冷え症の方に重宝される電気毛布や電気敷き毛布。電気の力を使って温かい睡眠環境を整えてくれる、非常に便利なアイテムです。しかし、電気毛布や電気敷き毛布などの家電製品は、使用する際に必ず電磁波が発生します。電磁波は健康に影響を与えるのでしょうか?こちらでは電磁波と健康リスクの関係や、電気暖房器具の危険性、トラブルを防ぐための使い方などをまとめました。

総務省の見解は「電磁波が健康に悪影響を及ぼすことはない」

家電製品が発する電磁波は国によって「安全基準」が定められており、電波防護指針によってその強さが制限されています。これは50年以上にわたる国内外の研究結果に基づいた安全基準です。
総務省の見解では、この安全基準に則っていれば健康に悪影響を及ぼすことはないそうです。また「がんをはじめとする疾病の原因になり得る」という噂の根拠も、現在のところ見つかっていません。

電気暖房器具の健康リスクについて

しかし、こたつで寝ると「疲れがとれない」「逆に疲労感が溜まる」「身体が妙にだるい」という話もよく耳にします。「電気や電磁波による健康リスクは本当にないのか」と不安になる方もいるでしょう。電気暖房器具を使用した際の不調は、身体を強制的に温めることによる負荷が原因かもしれません。また、脱水症状や低温やけど、電気暖房器具の不具合といった事例もあります。

電気暖房器具を使って身体を強制的に温めると眠りが浅くなる

睡眠中、人の身体は熱を放散して深部体温を徐々に低下させます。深部体温が下がることで代謝機能が落ち、身体を休息状態、つまり安眠できる状態へと導くのです。しかし、電気毛布や電気敷き毛布は身体を強制的に温めるため、休息状態に入ることができません。中途覚醒が増加し、睡眠が不安定なものになってしまいます。[注1]

脱水症状・低温やけどの危険性

睡眠中ずっと体を温めると、発汗量が増加。たくさん汗をかくことによって体内の水分がなくなり、脱水症状を起こすリスクが考えられます。また心地良いくらいの熱でも、長時間使用し続けるとやけどしてしまう危険性も。こういった電気暖房器具による低温やけどは毎年発生しています。低温やけどは軽症に見えても、肌内部が深刻なダメージを負っていることが多く、なかには皮膚移植手術が必要になった重症例もあるそうです。
国民生活センターでは、低温やけどを防ぐために電気毛布・電気敷き毛布を使う際「温かな睡眠環境を整えたら電源を切る」「温度の段階を低く設定する」などを消費者に呼び掛けています。[注2]

低温やけどの事例

寒さの厳しい冬場は、寒さ対策のしすぎによって低温やけどを引き起こしてしまうケースがあるようです。国民生活センターに寄せられた低温やけどの事例2つを見てみましょう。

腰にカイロを貼り、電気毛布のスイッチを付けたまま就寝した。翌朝カイロをはがすと「痛がゆさ」があったので、皮膚科を受診したところ、皮がむけており皮膚の深い部分までやけどをしていると言われた。(70歳代 女性) [注3]

こたつで就寝し朝起きると、足の指から出血しており、やけどに気づいた。左足の親指と人差し指を切断し、中指は皮膚移植を行うほどの重症だった。(70歳代 男性)[注3]

低温やけどは痛みが少なく、見た目では症状の重さが分かりづらいのが特徴です。特に高齢者の方は若年者よりも皮膚が薄く、感覚機能が低下しているので、低温やけどを引き起こしても気づきにくい場合があります。睡眠に入ってしまうと、さらに痛みのシグナルが弱くなり、重症化していくのに気づけないので注意が必要です。

長時間同じ部位を温めないことが大切ですが、ヒリヒリしたり水膨れができたりしているような場合は、すぐに医療機関に診察に行きましょう。

電気暖房器具の不具合も発生している

電気毛布や電気座布団は比較的安価に購入でき、すぐに温めることができるので冬場の必需品と言っても過言ではないでしょう。

しかしながら、国民生活センターでは、商品を使用して起こった不具合や事故についても確認できます。

不具合による事故

「電気毛布のコントローラーのプラグ受けが熱で溶けた。」といった声に対し、原因の解明を行なった結果「何らかの原因でヒーター内のヒーター線と感熱線が端子ユニットに近い部位でショートが発生し、異常高温になったため」という答えが出されています。

「異常高温時に停止機能は働かなかった。」というように、本来備わっているはずの機能が上手く働かないケースもあります。

不具合が重なって重大な事故に繋がるケースもあることに注意が必要です。[注4]

電気座布団を使用していた方からは「布団の中で電気あんかとして使用していたところ、電気座布団と寝具が焦げていた」という声も挙がりました。

このとき、国民生活センターは「局所的に温度が上がったことが原因と考えられる」としていますが、「相談者が使用上の注意(就寝時の暖房器として使用しない)を怠っていた」という見解も示しています。[注5]

使用上の注意を確認する

電気毛布や電気敷き毛布を使用する際は「商品の注意表示を必ず確認して守る」「長時間の使用を控える」などの対策を必ずおこなうようにしましょう。不具合といった万が一のリスクを考えると、電気毛布や電気敷き毛布の使用自体を見直したほうがいいかもしれません。電気を使わずに体を温める寝具も多数販売されてます。そちらも検討してみてくださいね。

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この記事をつくるのに参考にしたサイト・文献・脚注

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